観戦雑記

思うままに適当に。

200630日本ハム-ソフトバンク(札幌D)

日本ハムソフトバンク(札幌D)

GAORA

実況:近藤祐司 解説:森本稀哲

 

3カード目で初のホームゲームとなった日本ハム。ほぼ一年前に故障離脱した上沢が先発としてマウンドに帰ってきた。

速球は150キロをマークし、先制点は許すものの最少失点に留めてゲームメイク。楽天との六連戦では複数失点から相手のペースを止められない試合が多かっただけに、要所を引き締める先発投手の存在は今後の明るい材料だ。これからしばらくはカード頭で投げるので、連戦の頭から試合が崩れる不安はないだろう。復帰初戦ということで、球数は69球ながら五回での降板となった。体力面さえ克服できればローテーションの大きな柱となるだけに、上沢に懸かる期待は大きい。

 

一方打線はムーア相手にきりきり舞い。少ない得点圏のチャンスで四番・中田が二度の凡退を喫し、その後は両者中継ぎ陣が踏ん張って引き分けに終わった。中田はインサイドを意識されてから、低めのチェンジアップや外角の高めに泳がされて自分の打撃を崩されていた。楽天戦では要所で一発のある打撃を示していただけに、今日の攻めが明日以降どう響くか。

 

中島がプロ通算1000試合出場を達成。札幌ドームの試合で節目を迎えられたが、本来ならばもっと早くに達成しておかしくない選手。今年もショートのスタメンは石井一成が起用される日が続くが、中島にしか出せない味や働きもある。若手に実戦経験を積ませることも育成の一環かもしれないが、ただポジションを譲り渡すのではなく、自分の持ち味や技がいかに勝利に貢献できるかでスタメンの機会は左右されていく。常にラインナップにいた頃が記憶にならないよう、FA宣言残留でチーム内競争に身を投じた中島の挑戦を見守っていきたい。